東進MSGについて教えて下さい。

MSG東進衛星予備校は、大学受験の予備校として有名な東進ハイスクールが展開しているIT機器を利用した予備校の事を言います。
予備校は受験生の強い味方ですが、従来のスタイルの学校の場合、例えば立地条件の悪さで通えなかったり、部活等との兼合いで授業時間に間に合わないといった問題が付きまといました。
これ以外にも1度授業を聞き逃してしまうと、再度その内容を聞くのは大概の場合困難になってしまうという事や、現在の授業進度と自身のレベルがミスマッチだったと感じても1度始まってしまえば、訂正はほぼ不可能というリスク等も無視出来ない課題となっています。
この問題をカバーすべく、衛星通信や録画授業を視聴出来る形式の予備校も登場しました。

MSG東進衛星予備校の特徴

それにより確かに、授業の聞き逃し問題は相当埋め合わせる事が出来る様にもなりましたが、大概の場合は視聴可能な場所は「予備校の校舎の特定の教室」に限られている事が少なくありません。
時間指定されている事も多く、通常の時間以外に聞けるという点では大幅に利便性が増しましたが、校舎が開いている時間に現地に向かえない事情がある学生達へのフォローには一手足りないままでした。
(※「校舎に出向かなければいけない」という条件がある以上は、自然災害等で交通が遮断されてしまえば通学型も録画視聴型も、どっちも授業が聞けないというデメリットも無視出来ません)
そういった「時間と場所で都合が付かない」という問題をクリアしたのが、東進衛星予備校msgになります。
パソコンや携帯等、インターネットを使った授業ですので時間や場所を選ばず好きな時に授業を何度でも視聴出来る上、気になる部分は巻き戻ししてもう1度チェックする事が出来ます。
従来の授業の場合は、聞き逃しや分からない事があった場合は、後で講師の元に行って質問するなり、独力で解明するなりしなければいけませんでしたが、これならばそれらの手間も省けますのでとても効率が良いです。

高速学習システムを採用している

板書をノートに写すにしても、従来型の場合は位置によって見難かったり、書き写すのに遅れてしまい消されてしまう様な事もありましたが、これならば自分のペースでゆっくり考えながら板書を写すも出来ます。
他にもMSG東進衛星予備校は、高速学習システムを採用していますので、自身にやる気さえあればどんどん先へ進める形式であるという事も見逃せないポイントです。
例えば「部活等の時間をしっかり確保する為にも、勉強を早い間に済ませておきたい」という様な目的があるならば、同じ授業を週3で受講するという様な事も可能になります。
つまり、上手く活用した場合は通常の予備校の3倍の速度での勉強が出来るという事であり、最終的には大学の教養レベルに至る様な勉強まで進められます。
それこそ、1年の範囲を1月で済ませる事も出来ますので、目的意識さえしっかりしているならば部活の時間を確保する等の命題もクリア出来ます。

入学の時点で現在の実力を確認する為のテストを実施

これは先へ進めるだけではなくて、高3時点で高1の内容を総チェックしたいという様な時にも使えますので、利用時期が高校2年の後半だったり、高3で受験が間近に迫ったという様な時でも全く問題ありません。
「映像授業では、現在の自身の実力が分からないのではないか」であったり、「誰に確認されるわけでもないから、結局惰性になってしまうのではないか」や「試験科目が多い分だけ、何から手を付けたら良いのか分からない」等の疑問も出て来るかもしれませんが、その辺りの対策も抜かりは無いです。
まず、入学の時点で、現在の実力を確認する為のテストがありますし、目標や勉強の進め方についてもしっかりカウンセリングがあります。
結果に基づいて、自身に適したカリキュラムを組んでもらえますので、「自身がこれから何をしたら良いのか」について迷う心配はありません。
それに、毎回の授業の終わりでは、「内容がしっかり理解出来たのか」をチェックする確認テストが設定されていますので、惰性になってしまう様な事は無いです。
テストの内容も、単純に人を振るい落とす様な性格の物ではなく、結果が悪かった部分がしっかり明確化されますので、それを1回ずつカバーしていけば不足分は自然に補われていきます。

まとめ

最終的にはその科目の全工程が終わった後に単元末テストも設定されていますが、流れにしっかり乗る努力を続けていれば、「何が分からないかすら分からない」という様な事態には決して陥らないで済みます。
(※一単元で、毎回確認テストがあり最後のまとめで単元末テストがあってそこに合格すると次のレベルの授業に出られる仕組)
自身の勉強だけでは、どうしても得心が行かない時にはメールで気軽に聞ける様になっていますし、回数制限も特にありませんので、その辺りも利便性が高いです。
高速学習が使用される講座は通期講習講座と高速基礎マスター講座、志望校特別講座に過去問演習で4つですが、4つとも基本的にこういった流れで授業が進んでいくと考えておけば齟齬はありません。